こんにちは。
温泉などで、おばあちゃん達の変わり果てたおっぱいを見た時の衝撃は、今でも忘れられません。いつか自分もあのようになってしまうのか・・と恐怖にかられました。
なにかできる事は、ないかな・・
乳房とは
バストは、母乳を作る『乳腺』、それを包んで保護する『脂肪』、土台となる大胸筋、胸の丸みを維持するコラーゲンを主成分とした硬い結合組織であるクーパー靱帯で構成されています。
授乳期には乳腺葉で乳汁が作られ、乳腺を通り乳管洞に溜まります。乳管洞へ溜まった乳汁は、乳児によって吸われることにより乳頭から出てくる仕組みになっています。
乳がんが発生するのは、ほとんどがこの乳腺からです。
バストの加齢による変化
50代になって『バストが垂れてきた』『バストの形が崩れてきた』そう感じたことはありませんか?
揺れに気を付け、きちんとしたブラを着けていたのに、締め付けやワイヤーなどが気になって、ホールド力があるものから『楽なブラ』に変えたりすると、バストの下垂に拍車がかかってしまいます。
下垂の原因
バストの下垂の原因は主に4つあります。
女性ホルモンの減少
女性ホルモンは25才頃をピークに、だんだんと分泌量が減ってきます。
乳腺の発達を促し、バストのハリを保つ働きがある女性ホルモンは、加齢と共に減少していくため、バストはだんだんとハリを失い垂れてしまいます。乳腺が衰え、脂肪が増していき、ハリがなく柔らかくなっていきます。
クーパー靱帯の切断・緩み
クーパー靭帯とは、コラーゲンを主成分とした結合組織で、大胸筋・乳腺・皮膚とつながり、バスト全体を包み込むように放射線状に広がっています。バスト全体の形を整え、ツンとした上向きの綺麗なバストを保つ役割があります。
加齢により乳腺が衰え、皮下脂肪が増え、重みが増してきますが、重みが負担になったり、ホールド力の弱い下着を使用していると、クーパー靭帯は、バストの揺れや重みに大きく影響を受けて、緩んだり切れたりしてしまうのです。
悲しい事に、クーパー靭帯は鍛えることができまないので、緩んだクーパー靭帯を元に戻すことはできません。
加齢による皮膚の伸縮性の低下
50代になると更年期のため、真皮層の線維芽細胞の減少によりコラーゲン・エラスチンが減少し、皮膚の伸縮性が低下すると言われています。皮膚の伸縮性が低下すると肌のハリがなくなり、しぼんだ印象になってしまいます。
姿勢の悪さによる大胸筋の衰え
大胸筋は、姿勢の悪い状態が続くと、どんどん筋力が弱っていってしまいます。長時間のパソコン・スマートフォンの使用により、姿勢が悪く、猫背になりがちで、バストの土台である大胸筋が衰える傾向にあると言えます。
予防
コラーゲンを増やす
- 食事・ドリンク・サプリなどでコラーゲンを摂取する
- 線維芽細胞を増やす効果のあるサプリを飲む
※ 線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンを作りだすことができる
バストの負担を減らす
- 運動時、バストの揺れを防ぐスポーツブラを着ける
- バストの形を崩さないような、ホールド力のある体に合ったブラをつける
- 就寝時のバストの負担を減らすナイトブラを使う
良い姿勢を保つ
- 背筋を伸ばす
- パソコンや携帯をする時は、脇をしめる
- 背中と肩甲骨周りの筋肉をストレッチする
- 胸をはり、大胸筋をストレッチする
良い姿勢を意識するだけでも、姿勢の改善は期待できます!
まとめ
- クーパー靭帯を守るため、体に合ったホールド力のあるブラを着け、夜間の負担を減らすナイトブラも併用する
- 肌のハリを上げるために、コラーゲンを増やす
- 良い姿勢を心がけ、大胸筋の衰えを防ぐ