お肌の構造って、なんとなくしかわからないかも・・
スキンケアするのに、お肌の基本構造を知っていると、なるほど!って思う事が増えるかも
肌の構造
肌は、表皮・真皮・皮下組織の3層で出来ています。
表皮
表皮は皮膚のいちばん外側にある部分で、厚さは0.2mm以下ですが、異物の侵入や水分の蒸発を防いでいます。
角質層
角質層は、1番外側の部分で、外部刺激から肌を守るバリアの役目があり、また肌のうるおいを保つ働きをしています。
顆粒層
顆粒層は、1~2層の細胞で出来ています。紫外線をブロックするケラトヒアリン顆粒が大量に含まれています。
有棘層
有棘層とは、表皮の大部分を占める細胞層で、5層~10層で成り立っています。 下層に行くほど多角形になり細胞同士が棘でつながっているように見えます
基底層
基底層は、色素細胞(メラノサイト)があり、紫外線から体を守るメラニンを合成します。また、触覚や免疫機能に関係する細胞があると言われています。
真皮
真皮とは、肌の本体で、コラーゲン大部分を占めています。弾力性があり、血管や神経が通っています。また、炎症に関する肥満細胞や、免疫に関する組織球が存在しています。
皮下組織
皮下組織は、大部分が脂肪で、外部刺激や衝撃をやわらげたり、保温、脂肪の蓄積役もしています。
肌のタ-ンオーバーは28日間
肌は一定の周期(28日間)で生まれ変わっています。
表皮の基底層から新しい細胞がつくられ、それがどんどん上へと押し上げられ、肌の表面まできて、アカとしてはがれ落ち、新しい細胞と入れ替わっていきます。これを肌のターンオーバーといいます。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーの周期が乱れると、肌のくすみ、シミの増加、肌荒れ、吹き出物などの肌トラブルの原因になります。
加齢による変化
28日周期だったターンオーバーが、年齢と共に新陳代謝が低下し、30代から徐々にのび、50代以降になると45~60日かかると言われています。
シミやシワの増加、傷あとが残りやすいなど、お肌の生まれ変わる力がどんどん衰えていくということなのです。
お肌のターンオーバーが乱れる理由
- 寝不足
- ストレス
- 紫外線
- 便秘
- 過度なダイエット
- 食生活の乱れ
- タバコ
- 過量のアルコール
- 運動不足
- 加齢
肌のキメとは
キメとは、肌の表面のデコボコのことで、皮丘(膨らんでいる部分)と皮溝(線のように見える溝)により作られています。
健康で美しい肌のキメは、皮丘が平らで規則的な三角形になっていて、皮溝が密で浅く細かく整っていて、肌が美しく見えます。
皮溝が深く、皮丘が目立つ肌はキメが粗く、皮溝が線状になっているところがシワになります。
キメを整える4条件
❶ 刺激を与えない
擦ったり、過度のマッサージをすると、表面のキメが崩れ荒くなります。
❷ 保湿をする
乾燥により、皮丘がしぼみ、キメが崩れるので、保湿や部屋の加湿も必要です。
❸ 紫外線対策
UV-Aは真皮まで届き、コラーゲンを破壊し、肌自体の老化を促進してしまいます。日焼け止めを塗るのは不可欠です。
❹ 規則正しい生活
充分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は基本ですよね。