こんにちは。
腸活にハマっています。私のお腹には、キムチが合っているみたいです。
腸とは
腸は小腸(十二指腸・空腸・回腸)と大腸(盲腸・結腸・直腸)に分けられます。
腸の表面は絨毛で覆われていて、100兆個もの腸内細菌が生息しています。内部には、全免疫細胞の約70%がいて、病原菌やウイルスなどから体をを守っています。
免疫細胞は、腸で敵味方の区別を教育され、やがて全身へと解き放たれていきます。
第2の脳と言われる腸には、1億個の神経細胞が存在し、筋肉を操り、食べ物の消化、吸収の複雑な動きを、腸自体がコントロールすることができます。
腸の働き
消化吸収
栄養と消化液は、小腸で80%、大腸で20%吸収され、腸内細菌が食物繊維などを発酵させ、水分を吸収し、便を生成しています。
免疫
腸内細菌と免疫細胞を操り、全身の免疫力を司どり、病原菌やウイルス、ガン、自己免疫疾患、アレルギーなどから体をを守っています。
伝達物質
様々な臓器(脳、心臓、肺、肝臓、胆のう、脾臓、副腎)と伝達物質を介して情報のやり取りをし、体内のバランスを保っています。
※免疫機能が暴走すると、アレルギーや自己免疫疾患などを発症してしまうことがあります。
腸内フローラ
腸の中には、約100兆個の細菌がいます。
善玉菌グループ、悪玉菌グループ、日和見菌グループの3つに大きく分けられ、それらがお花畑(フローラ)のように群生している事から、腸内フローラと言われています
腸内細菌の総重量は1.5㎏にもなりますが、細菌自体は数日で入れ替わり、大便の60%は腸内細菌の死骸で出来ています
乳酸菌(ビフィズス菌、アシドフィルス菌)、フェーカリス菌などで、乳酸や酢酸をつくって腸内環境のバランスを整え、悪玉菌の増殖を抑え、腸管を適度に刺激して腸管運動を促進する働きがあります。
ウェルシュ菌、大腸菌、ブドウ球菌、アリアケ菌などで、腸内のタンパク質などを腐敗させ、有害物質をつくります。特にアリアケ菌は肥満になると増加し、細胞の老化を誘発し、周囲にガンを誘発する物質をまき散らすことがわかってきました。
バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌(クロストリジウム)などで、善玉、悪玉の区別がはっきりしないが、悪玉菌が繁殖すると悪玉菌になびき、減ると大人しくなる傾向があり、文字通り、有利な方につく菌です。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌の理想的な比率は、2:1:7と言われています
痩せている人の腸内細菌は善玉菌が多く、太りやすい人は悪玉菌が多い事がわかっています
腸内細菌のバランス
腸内細菌のバランスが崩れる(悪玉菌優位)と様々な健康被害が出てきます
バランスが崩れる5つの要因
- 加齢による腸内細菌の多様性の減少
- 女性ホルモンの減少による自律神経の乱れ
- 人間関係や仕事のストレス
- 食の洋食化
- 不摂生
バランスが崩れると起こる症状
- 肥満・便秘・下痢・口臭
- 慢性疲労・肌荒れ・不眠・食欲不振
- むくみ・冷え
- 癌・アレルギー・自己免疫疾患
- 糖尿病・感染症
- 無気力・うつ・イライラ
挙げればきりがないくらい、心身に深く関わっている腸内細菌ですが、癌を予防してくれる細菌がいる一方で、マウスの実験で、肥満になるとほとんどいなかったアリアケ菌というものが10%増加し、細胞の老化やガンを誘発する物質をまき散らすこともわかってきました。
腸内細菌が善玉菌優位の良いバランスを保つことで、病気の予防にも大きく関与していることがわかります。
痩せる腸内フローラとは
同じ食事をしていても、太る人と太らない人がいますよね。腸内細菌が善玉菌優位になると、痩せやすい体質に変わっていきます。
更年期は、女性ホルモンの急激な減少で自律神経が乱れ、腸内環境は悪化してしまいます。
加えて、加齢により腸内細菌の種類が減り、多様性がなくなってきます。この多様性がなくなることが拍車をかけてしまいます。
様々な種類の食品を摂ることで、腸内細菌も多様化し、数が増えていくと、腸内フローラのバランスが整ってくると考えられています。
痩せフローラ作りの7つのポイント
- 自分の腸を知る
- 発酵食品
- 食物繊維豊富な食事
- 和食
- ヨーグルトや乳酸菌飲料
- オリゴ糖
- 適度な運動
あなたの腸内環境はどっち?
以前は少し食事を整えれば、スッと体重が落ちたのに・・・最近はどうですか?
痩せたくても、努力しているのに、なかなか結果が出ないのは、腸内フローラが悪玉菌でいっぱいだからかも!?
あなたの腸はどっちですか?