mika
こんにちは。
更年期は、ゆらぎともいわれ、心も不安定にゆらぎます。気持ちがふさいで元気がない時があっても、そんな時期だから仕方ないのよ~ってやり過ごせたらいいですね。
うつの症状
- やる気が出ない
- 気持ちが落ち込む
- 何事にも興味がわかない
- 不眠・夜中何度も目が覚める
- 注意力散漫、集中力の低下
- 自己否定
- 食欲不振、味覚異常
- その他
抑うつ状態
うつの症状のいくつかの症状が続いている状態で、うつよりも症状自体は軽いものを抑うつ状態といいます
更年期うつ
更年期に抑うつ状態になりやすい原因は、主に3つの理由があると考えられています。
セロトニンの減少
女性ホルモンであるエストロゲンは、セロトニンという幸せホルモンの分泌を促進します。しかし、閉経に伴いエストロゲンは減少し、同時にセロトニンの分泌も減ってしまいます。
※ セロトニンは、ノルアドレナリン(積極性や興奮)とドーパミン(喜びや快楽)のバランスをとり、気持ちを穏やかに保ち、幸せホルモンと言われています。
※ メラトニンは、睡眠のリズムや体内時計の調整をしています。セロトニンは、メラトニンの原料となるホルモンです。
不眠による弊害
- 集中力、記憶力、注意力の低下
- イライラ
- やる気が出ない
- 日中の眠気
- 頭痛
- 倦怠感
- 食欲減退

社会的、心理的に変動の多い時期
更年期は、子供の思春期や、子育てが一段落し、子供の親離れの始まりの時期と重なったり、職場で責任のある立場になったりと、ストレスがとても増える時期でもあります。
ストレスが心身の安定に悪影響があるのは、言うまでもありません。

更年期うつの治療法
薬物療法
● ホルモン治療:原因の1つである女性ホルモンの補充
● 漢方薬
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):ツムラ16
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):ツムラ24
- 酸棗仁湯(さんそうにんとう):ツムラ103
- 抑肝散(ヨクカンサン):ツムラ54
● 向精神薬:抗不安薬・抗うつ薬などが有効な場合もあり
※ 専門医とよくご相談ください
その他
● 日光浴:セロトニンの分泌を促す
● 軽い運動:セロトニンの分泌を促し、ストレス発散効果
● 腸活:セロトニンを合成するために、腸内環境を整える
● アロマテラピー:気分転換、心身の鎮静